自粛期間中に身体だけでなく気持ちもな〜んかドンヨリしてしまった、いまだに調子が出ない、という声をよく聴きます。物理的な運動不足、心理的な交流不足、心も身体も循環不足で停滞。
私ももちろん、困りました。自粛期間の最初のうちは、できるだけ動くようにしようと、毎日のちょっとした体操を自分に課しました。でも、その「習慣」はすぐに消滅。もともと何を何回×何セット方式がダメな人であるのに、日課にしようとしたこと自体が反省モノです。
するとまもなく、足の裏がつっぱって違和感が出たり、なんとなーく身体全体が硬いかんじになりました。それで身体をほぐすアレコレをやったかというとそうではなく、じつはそのとき、私はマスク作りに没頭していたのです。もっと動いて、足も使った方がいいのにね、とわかりつつ、ミシンにかじりついていたのです。
気持ちはある意味充実していました。ミシンが楽しくて、もともと好きだった布と久しぶりに思いっきり遊べたので。必要だからのマスク作りだけれど、そうなるとどんどんアレもコレもとなってしまう、モノづくりサガ。ひとしきり情熱のときを過ごしました。
そして、やるだけやったら、落ち着きました。
ふと我に返り、ちょっとずつ、身体のメンテナンスを再開。でもしばらく休止していた身体は、なかなかグイッと元には戻りません。加齢による減速もあるかもしれないけれど、コロナ禍下(かか?)のお籠りモードにおいて、何かが変わったみたい。
できていたことができなくなっている、そのこと自体は、悪いと決まったわけじゃない。なりゆきとして、それもアリだなと。
前みたいに、思っていたみたいにならなくても、オッケー。
ゆっくりいこう。