かえるの一歩

足から元気になれる場所・スタジオかえるのブログです。

ニットに夢中🧶

突然ですが、最近の私は編み物小僧と化しています。きっかけは実家のクローゼットに眠らせていた糸の整理でした。

f:id:pantaya-kaeru:20210301020655j:plain

 

かつて大学卒業と同時に就職したのが手編み毛糸の会社。つまり、それほど(編み物というよりも)「糸」が好きだったということなのですが、そもそも子供のころから糸好きです。

 

我が家の押入れにあったブリキ箱のチリチリのラーメン状の糸で、母から基本の編み方を教わって黙々と、いろいろ編みました。糸はセーターをほどいて編み直すもの。糸は玉巻にする前には「かせ」にとる。必要ならば、アイロンでのばす。

 

くさり編み、長編み。メリヤス編み、ガーター編み、そして縄編み。ひととおりを覚えたら、どんどんモノを作りたくなる。今度はあの糸で編んでみたい。色違い。編み込みにも挑戦、などなど。

 

モノができあがることも重要な目的ではあったけれど、その過程にもたくさんの魅力が。

 

糸という素材。ふわふわ、ちりちり、ざらざら、つやつやの繊維の感触、空気を含んで一層深みを増す色彩、一本の糸が絡み合っただけで立体になる不思議。糸と触れ合っているだけでも幸せ❤️

 

というわけで、大学で選んだのが染織デザイン科だったのでした。

 

そんな過程をへて糸会社で働き始め、身近にはつねに「いい糸」があふれており、ついつい買いまくってしまった毛糸の数々。30年以上たつのに、使われないまま実家に眠っていたわけです。

 

いいかげん、整理しなくちゃね、と掘り出して眺め始めたら、整理=制作、になってしまいました。

 

f:id:pantaya-kaeru:20210301020919j:plain

f:id:pantaya-kaeru:20210301021059j:plain

f:id:pantaya-kaeru:20210301021130j:plain

f:id:pantaya-kaeru:20210301021241j:plain

以前はなぜか、やり方がわからなくてできなかったモチーフ編み。この度最初にモノにしたのはこのリスト(手首)ウォーマーでした。