実家の集合住宅敷地内に、住民ガーデンのようなものが点在している。住民の自主運営らしく、資金集めの相談をするおじさまたちをカフェテリアで目撃したことがある。有志からの寄付金があるんだけれど、今まで管理をまとめていた人が体調を崩して、とか、ちょっと困っている系の話をしていたように思う。
そうなんだな、ただ通りがかって「きれ〜い」だの「あ、咲いた！」だのと楽しんでいたけれど、楽しませてもらってるんだという意識にたてば、寄付をするということもアリなんだ。ほとんど考えたこともなかったことに、そこで気づいた。
そもそもこのガーデンの存在に気づいたのは、やっぱり実家の老親見守り生活がはじまってからだと思う。歩くペースが超ゆっくりになったので、道端の花との交流がうまれた。クルマじゃ見えない景色がチャリだと見える。歩けばもっといっぱい発見があったわけだけど、それがぐっとスローになったことで、さらにひろがる世界があった。
カフェテリアの時からもうずいぶん経つのに、いまだに何もしてなかったことに、また今気づいた。そんなわけで今年もコレが咲いてます。オキザリス・トリアングラリス、またの名を紫の舞、そしてまたの名をpurple shamrock。
