毎週土曜朝は太極拳導引の練習会。いつもの高井戸の予約がとれず、阿佐ヶ谷の施設になりました。明るくてピカピカな高井戸の部屋と違い、レトロな黄昏感満載。
床は滑りやすかったので、却って足裏グリップ力のトレーニングになったかも。それをわかって持参したわけではなかったけれど、久しぶりにシューズを履いて練習。裸足には裸足なりのよさがあるけど、動いてみると、シューズが助けてくれている部分をあらためて感じられました。
10年ほど前、シューズを忘れて練習に行ってしまったとき。「今日は練習休みます」と当然のように言っていた自分に、裸足でもできる、と先生。インソールやテーピングも欠かさずにいた頃だったので、それからしばしプチ論争。業を煮やした先生に「靴に頼らないで!」と言われ、思わず涙が出てきたことは今でもよーく覚えています。
それだけまだまだ傷だらけ、だったのですねえ、自分(遠い目)。泣くほどのことか?って、多分、ふつうはみんな思うだろうなあ、ってところです。
そのひと言で靴に頼ることをやめたわけではないのですが、頼りすぎていた自分に気がつきました。労わりすぎでは強くなれない。自力でできることを、できる範囲でやっていくことの重要性に目覚めたということ、かな。大切な瞬間でした。
レトロ、タイルのツギハギもかわいいのう。年代物のエアコン、ONかOFFしかないようなシンプルさ。