2020年
あけましておめでとうございます。
颯爽と駆け抜けるなどとは程遠く、バタバタつまづいたり転んだり、はたまた階段から落ちたりもした2019でした。以前であれば、転んでしまった自分にだけでなく、なぐさめてくれる周囲にもハラをたてたりしたこともあったかと。恥ずかしいことですが。
それが最近になってようやく、まあ仕方のないことかと思えるようになってきました。もう4回め、じゃなくて、5回めの年女。いまだにとんでもなく世間知らずだったり、鈍かったりの自分です。
トラブルだらけだった自分の身体について追求していったらわかったことなど、できるだけシェアしていきたいと思ってはじめた「スタジオかえる」がそろそろ10年。
特別大繁盛というわけではないけれど、私にとってのライフワークでもあるこの仕事のかたちを、ブレることなく続けてこられました。そもそも、スタジオ開始に至る重要な "足の修行現場" である健康靴店での仕事にめぐりあえたのも、私の人生においては最大級のラッキーなできごとでした。
それは4回めの年女のとき。靴選びへの興味も、いまだまったく尽きることがありません。その折々で、応援やアドバイスをくださったり、好きなようにさせてくださったり、いまも日々支えてくださっている皆さまに、とても感謝しています。
「スタか」10年でひと巡りした感があったのか(どうなのか)、昨年からは、かつて専業として描いていたスケッチ系のエネルギーも復活してきました。
そもそもむかしから人物(動、植物も)を描くことが面白く、それはすなわち観察するというのが「スタか」のコンセプトにも通ずるところがあったのかもしれません。広い意味での、生命体への興味。
今年も、ときどき世間からズレ気味ではあるかもしれませんが、自分なりの正直な気持ちで「生命体」へ向き合っていきたいと思います。
どうぞ、よろしくおつきあいくださいませ。
pantaya
殖田綾子