かえるの一歩

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あっさりビーフシチューの前身

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塊肉を野菜の上に載せてひたすら蒸し煮を2時間、というのを始めてからまだ一ヶ月経つか経たないか。それでもたぶん、実家と自宅とを合わせたら10回くらい作ってる。

 

最初はポークで超ホロホロ、次はビーフでちょっと歯ごたえ残り、その後マトンにスパイスたっぷりでトマト入りのエキゾチック系を一回、それからまたビーフビーフビーフ、という感じか。

 

個人的にはマトンも悪くなかったんだけど、老親的にはもしかするとポークがいちばんなじみがよかった。高齢の身には歯に超やさしいことが重要ポイント。父が噛みくだせて飲み込める、母が支度をしやすい、などいろんな条件がじわじわ増えている。

 

だけど実際よく登場するのはビーフ。母は基本の煮込みが仕上がったものに缶入りのドミグラスソースを投入して、ちょっとあっさりめのビーフシチューにするのがお気に入りとなった。

 

実際のところ、最初の肉と野菜を炒めないことを除けば、これもある意味フォンドボー。骨は入ってないけど、肉だけでも野菜だけでも出せない絶妙なダシがとっても美味しい。ときおり火を気にする以外ほとんど手間がかからないのに、という意味で、なんかお得な気持ちになれるのが嬉しい(ホントにお得かどうかは微妙だけど)。

 

 

そしてもう一つ重要なのは、最後のドミグラ投入などのひと手間でワッと変身するところを、身体がだいぶ利かなくなってすっかり料理から遠ざかっている母の手でできること。コレ入れてこうなったのよ!という時の得意そうなことったら。